自社ローンはいくらまで組める?金額と審査の決まり方

自社ローンはいくらまで組める?購入できる金額が決まる仕組みを、収入・頭金・月々の返済・審査基準から解説。24回・36回・48回の支払額や必要書類、無理のない中古車予算の決め方も紹介します。
「自社ローンって、いくらまで組めるんですか?」100万円まで?200万円でも大丈夫?収入が少ないと金額は下がる?自己破産していると、高い車は買えない?
自社ローンを検討している方にとって、「いくらまで」という金額はかなり気になるところだと思います。結論から言うと、自社ローンで組める金額に、すべての販売店で共通する一律の上限があるわけではありません。
販売店ごとの審査基準や契約内容に加えて、
- 収入
- 毎月の生活費
- 現在の支払い
- 頭金
- 月々の返済可能額
希望する車両。分割回数。などを確認しながら判断されます。そして、ここでもう一つ大切なことがあります。「審査で通る金額」と「安心して払い続けられる金額」は同じとは限りません。
この記事では、自社ローンの金額がどのように決まるのか、100万円・150万円・200万円なら月々いくらになるのか、24回・36回・48回では何が変わるのかまで具体的に解説します。
さらに逆方向から、「月々3万円なら、いくらくらいまで?」という考え方も紹介します。自社ローンの限度額を探すのではなく、今の生活に合った車の金額を見つけていきましょう。
この記事の監修者
連続起業家として33年。自身も2度の自己破産・債務整理を経験した当事者として、信用情報に不安があるお客様の審査・生活再建に寄り添っています。自己破産や債務整理で苦しんだ経験があるからこそ、同じ状況にいる方の気持ちに寄り添えると思っています。過去ではなく、今とこれからを一緒に考えます。
自社ローンはいくらまで?まず30秒で確認

自社ローンの金額について、最初にポイントを整理します。
- 確認したいこと
- 答え
- 全国共通の上限金額
- 一律の上限があるわけではない
- 金額を決めるもの
- 販売店の審査基準や契約内容など
- 収入
- 返済可能額を考える重要な要素
- 頭金
- 分割する金額を減らせる場合がある
- 支払い回数
- 24回・36回・48回など販売店によって異なる
- 自己破産経験
- 一律に「○万円まで」と決まるわけではない
- 保証人
- 必要性は販売店・契約によって異なる
- 必要書類
- 身分証明書、収入確認資料など販売店ごとに異なる
- 一番大切な金額
- 審査上限より無理なく返済できる金額
つまり、「自社ローンはいくらまで組める?」という質問だけでは、その人に合った金額までは分かりません。収入と生活費、そして車を買った後の維持費まで考えて初めて、現実的な予算が見えてきます。
自社ローンで組める金額に全国共通の上限はない

一般的な自動車ローンでは、銀行などの金融機関や信販会社から購入資金を借入する方法があります。一方、自社ローンは中古車販売店などが独自の審査基準を設け、車両代金などを分割払いする仕組みとして提供されるのが一般的です。
そのため、「自社ローンなら100万円まで」「年収300万円なら150万円まで」と全国一律に決まっているわけではありません。販売店によって審査基準も、扱う車種も、分割できる回数も違います。
自社ローンの金額を左右する5つのポイント

1. 毎月の収入
まず重要になるのが収入です。会社員であれば給与明細や源泉徴収票、自営業者や個人事業主なら確定申告書などで収入を確認する場合があります。なぜ確認するのか。答えは単純です。
車を売れるかではなく、その後も返済を続けられるかを見るためです。
2. 毎月の生活費と現在の支払い
同じ月収30万円でも、使える金額は人によって全く違います。
- 一人暮らし
- 夫婦二人
- 子どもが三人
- 親と同居
それぞれ生活費は違います。家賃、食費、光熱費、通信費、教育費、他の支払いなどを引いた後、毎月いくら残るのか。ここを見ないで車の予算だけ決めるのは危険です。
3. 頭金
頭金を用意することで、分割する金額を小さくできる場合があります。例えば購入に必要な金額が150万円で、頭金20万円を入れるなら、残り130万円を基準に支払いを考えるイメージです。
ただし実際の契約条件は販売店によって異なります。また、貯金を全部頭金に入れる必要もありません。納車後の生活費を残すことも大切です。
4. 分割回数
同じ100万円でも、
- 24回
- 36回
- 48回
では月々の支払額が変わります。分割回数を増やせば月々の負担を小さくできる場合がありますが、利用できる回数や契約条件は販売店ごとに確認してください。
5. 車両価格と諸費用
中古車を買う時に必要なのは、車両本体価格だけとは限りません。
- 登録
- 税金
- 車検
- 整備
- 保証
- その他の諸費用
などが必要になる場合があります。だから、「100万円の中古車=100万円だけを分割」とは限らないのです。
100万円・150万円・200万円を24回・36回・48回で払うと?

自社ローンの金額をイメージしやすくするため、単純計算してみます。ここでは金利、保証料、手数料、諸費用などを含めず、金額を均等に分割しただけの説明例です。
実際の自社ローンの支払額ではありません。
- 分割する金額
- 24回
- 36回
- 48回
- 100万円
- 約41,667円
- 約27,778円
- 約20,833円
- 150万円
- 62,500円
- 約41,667円
- 31,250円
- 200万円
- 約83,333円
- 約55,556円
- 約41,667円
例えば、「200万円くらいの車なら買えそう」と思っていても、36回なら単純計算で月々約5万6,000円です。48回なら約4万2,000円です。
ここに任意保険、ガソリン、駐車場、税金、メンテナンスなども加わります。車両価格だけを見ている時と、少し景色が変わってくるのではないでしょうか。
月々2万円・3万円・4万円から逆算するといくら?

今度は逆方向から考えてみましょう。「いくらの車が欲しいか」ではなく、「毎月いくらなら生活を崩さず払えそうか」から逆算します。例えば48回で単純計算すると、
- 月々の予算
- 48回で単純計算した金額
- 2万円
- 96万円
- 2万5,000円
- 120万円
- 3万円
- 144万円
- 3万5,000円
- 168万円
- 4万円
- 192万円
※金利、保証料、手数料、諸費用などを含まない説明用の単純計算です。この表は「この金額まで買える」という意味ではありません。むしろ逆です。例えば月々3万円くらいが無理のないラインなら、「200万円の車をどうやって通すか」ではなく、「総額を確認しながら、144万円より低いところから車を探してみよう」という考え方ができます。この順番なら、車が生活を圧迫するリスクを減らせます。
「審査に通る金額」と「払える金額」は違う

ここは今回の記事で一番伝えたいところです。仮に審査で200万円まで組めたとします。でも月々4万円を車の支払いに使うと、家賃が苦しい。食費を削る。子どもの費用が足りない。急な出費に対応できない。という状態になるなら、200万円を使い切る必要はありません。
審査で認められた金額は、買わなければいけない車の価格ではないからです。200万円まで可能でも、120万円で十分な車が見つかれば、それも選択肢です。
借りる金額を80万円減らせば、その分だけ将来の負担も小さくできます。
自社ローンの審査では何を見る?

一般的なオートローンと自社ローンでは、審査の仕組みが同じとは限りません。銀行や信販会社などを利用する自動車ローンでは、それぞれの審査基準に基づいて審査されます。
一方、自社ローンでは販売店独自の審査を行うケースがあります。その場合、
- 現在の収入
- 仕事
- 居住状況
- 毎月の支出
希望する車両。頭金。返済可能額。などを確認しながら判断することがあります。ただし、審査基準は販売店ごとに異なります。「自社ローンなら信用情報を絶対に見ない」「自己破産していても必ず通る」とは一律には言えません。
源泉徴収票・確定申告書・身分証明書は必要?

自社ローンを申し込む際には、販売店によって収入や本人確認のための書類を求められる場合があります。例えば会社員なら、
- 身分証明書
- 給与明細
- 源泉徴収票
- など
自営業者や個人事業主なら、
- 身分証明書
- 確定申告書
- 収入を確認できる資料
などです。必要書類は販売店によって違います。相談する前に、「何を持っていけば審査できますか?」と確認しておくとスムーズです。
自己破産後でも大きな金額を組める?

「自己破産したことがあると50万円まで?」「100万円を超えると無理?」と不安になる方もいるでしょう。しかし、「自己破産経験者は一律○万円まで」という全国共通の自社ローンルールがあるわけではありません。
販売店によっては現在の収入や生活状況などを含めて独自審査を行います。だから過去だけを見て、「自分には安い車しか無理だ」と決めつける必要はありません。ただし反対に、「自社ローンならいくらでも組める」という意味でもありません。大切なのは現在の返済能力です。
延滞があるなら隠すより相談する

現在、何かの支払いが滞ることがある。過去に延滞した。そうした事情がある場合は、できるだけ正確に相談してください。自社ローンを提供する販売店側も、返済が続かなくなる貸し倒れリスクを考えて審査します。
状況によっては、希望金額を下げる。頭金とのバランスを変える。車種を変更する。保証人について確認する。といった方法を検討することがあります。審査を通すために状況を隠すのではありません。返済が滞る契約を作らないために、今の状況を共有する。その方が購入する側にとっても安全です。
自社ローンと総量規制の関係は?

「借入があるから、年収の3分の1を超えたら自社ローンも組めない?」と心配する方もいます。ここは少し専門的なので、正確に整理します。総量規制とは、貸金業者から個人が借入をする場合、原則として借入残高が年収の3分の1を超える新たな貸付けを制限する仕組みです。
ただし、すべての「ローン」や「分割払い」に同じように適用される制度ではありません。金融庁や日本貸金業協会の説明では、銀行などはそもそも貸金業法上の貸金業者ではないため、銀行からの借入は総量規制の対象外です。
また、信販会社による商品・サービス購入のための販売信用、いわゆるショッピングクレジットも総量規制の対象ではありません。さらに、一定の自動車ローンについては総量規制の除外貸付けとして扱われます。
つまり、「年収300万円だから車は100万円まで」と単純計算することはできません。一方で、「総量規制の対象外=返済能力を無視していくらでも組める」という意味でもありません。
自社ローンについても、実際の契約形態や販売店の審査基準を確認し、無理のない支払額を考えることが重要です。
金利0%なら支払総額も安い?

自社ローンの中には「金利0%」を掲げる販売店があります。しかし、「金利0%=車両本体価格だけ払えばいい」とは限りません。販売店や契約内容によって、
- 保証料
- 手数料
- GPS機器
- 保証
- 整備
- 諸費用
などが必要になる場合があります。また、車両価格も含めて比較することが重要です。だから聞いてほしいのは、「金利は何%ですか?」だけではありません。「頭金を払ったあと、完済までの支払総額はいくらですか?」ここまで確認しましょう。
オトロンなど他の販売店と比較する時も「上限額」だけを見ない

自社ローンを探していると、オトロンなど複数の販売店を比較することがあります。この時、「A社なら150万円」「B社なら200万円」という組める金額だけで決めないことが大切です。比較したいのは、
- 車両価格
- 頭金
- 月々の支払額
- 分割回数
- 保証料
- 手数料
- 諸費用
- GPSの有無
- 保証人
- 所有権
- 完済までの総額
- 契約内容
などです。金額の大きさより、その契約を最後まで続けられるかを見てください。
自社ローンで外車を買う場合は金額以外も考える

自社ローンで外車を購入できるかどうかは販売店や在庫、審査などによって異なります。ただし外車を検討する場合は、車両価格だけでなく納車後の維持費も考えましょう。
- 部品
- 整備
- タイヤ
- 故障時の修理
- 任意保険
同じ月々4万円のローンでも、その後に必要なお金が違えば家計への負担も変わります。だから、「外車でも自社ローンを組める?」の次に、「この車を4年後まで維持できる?」も考えてください。
自社ローンの所有権は誰になる?

自社ローンでは、完済まで車両の所有権を販売店側などに残す「所有権留保」が設定される場合があります。その場合、実際に車を使用する人。車検証上の所有者。が同じとは限りません。完済したら所有権はどうなるのか。途中で売却できるのか。返済が滞った場合はどうなるのか。契約内容を確認してから署名してください。
自社ローンの金額相談前に用意したいもの

「自分はいくらまで組めますか?」と相談するなら、金額だけを聞くより、現在の状況を伝えられるようにしておくと話が具体的になります。例えば、
- 身分証明書
- 給与明細
- 源泉徴収票
- 個人事業主なら確定申告書
頭金として用意できる金額。月々無理なく払える金額。希望する車種。車が必要な理由。などです。必要書類は販売店によって異なります。そして相談する時は、「200万円まで組めますか?」だけでなく、「通勤に必要です。月々3万円前後で無理なく持てる中古車を探したいです」と伝えてみてください。車探しのスタート地点が変わります。
カーマッチ本庄駅南店オーナーの石原潤一が金額より先に知りたいこと
2度の債務整理を
人生を立て直す
株式会社一期一縁 代表取締役カーマッチ本庄駅前店オーナー石原 潤一
僕自身、借金で人生が行き詰まり、債務整理を経験しています。だから、お金に余裕がない時に車を探す気持ちは分かります。欲しい車を見つけると、「何とかこの金額を通せないかな」と考えてしまう。
でも今、自社ローンを扱う側になって、僕は逆から考えるようになりました。僕が知りたいのは、「この人にいくらまで出せるか」だけではありません。朝、何時に家を出るのか。車で何kmくらい通勤するのか。子どもを何人乗せるのか。親の病院への送迎があるのか。仕事で荷物を積むのか。その人の一日を知りたいんです。なぜなら、暮らしが見えなければ、本当に必要な車の金額も見えてこないからです。
7人乗りが必要なら、そこは残す。毎日長距離を走るなら、購入価格の安さだけで選ばない。近所への通勤が中心なら、もっと小さな車でも十分かもしれない。
欲しい車から予算を作るのではなく、生活から必要な車を探していく。僕は、その順番でいいと思っています。
あなたの人生に寄り添う
過去よりも今を見て

カーマッチでは、自己破産や任意整理などの債務整理経験がある方、信用情報に不安がある方、ブラックリストと呼ばれる状況の方でも利用できます。一般の銀行やディーラーでは信用情報機関の照会によって審査基準が厳しく、借入がある方や勤続年数が短い方は審査通過が難しいのが現実です。しかしカーマッチは過去ではなく「今返済できるか」に焦点を当てて審査を行います。
300万円組めても、150万円で十分ならそれでいい

車屋なら、高い車を売った方が売上は大きくなります。でもカーマッチ本庄駅南店が目指しているのは、そこではありません。例えば審査上は300万円まで可能だったとします。でも、その人の生活には150万円の中古車で十分だった。だったら僕は、150万円の車も一緒に考えたい。残り150万円は借りなくていいからです。月々の支払いを抑えれば、子どものために使える。急な病気や修理に備えられる。貯金を始められる。今まで後回しにしていた支払いを整えられる。お金に追われている時って、「もっとお金があれば助かる」と思います。僕もそうでした。でも人生を立て直していく途中で必要だったのは、使えるお金を増やすことだけではなく、毎月、自分の手元から出ていくお金を小さくすることでもありました。だからカーマッチは、「いくらまで自社ローンを通せるか」だけを競う車屋にはなりたくありません。車は生活を立て直すための道具です。車を使って働く。収入を作る。家族との生活を守る。そして少しずつ、お金が残る暮らしへ戻していく。
そこまで考えることが、カーマッチ本庄駅南店の考える生活再建です。
自社ローンの金額でよくある質問

自社ローンはいくらまで組めますか?
全国共通の一律上限があるわけではありません。販売店の審査基準、収入、生活費、頭金、車両価格、分割回数などによって判断されます。
月々3万円ならいくらくらいですか?
単純に48回で計算すると144万円です。ただし実際には車両価格だけでなく、保証料、手数料、諸費用などが必要になる場合があります。144万円の車を買えるという意味ではありません。
自己破産していても200万円組めますか?
自己破産経験者は一律○万円まで、という共通ルールはありません。現在の収入や生活状況、販売店の審査基準などによって判断されます。特定金額の審査通過を保証することはできません。
年収の3分の1までしか組めませんか?
必ずしもそうではありません。総量規制は貸金業者による個人への貸付けを中心とした規制です。銀行ローン、信販会社による販売信用、一定の自動車ローンなどは扱いが異なります。
自社ローンについても契約形態を確認する必要があります。
頭金を増やせば高い車を買えますか?
分割する金額を減らせる可能性はあります。ただし頭金を入れすぎて、納車後の生活費がなくならないよう注意してください。
保証人がいれば審査を通せますか?
保証人の扱いは販売店や審査によって異なります。保証人がいれば必ず審査に通るわけではありません。
24回・36回・48回はどれがいいですか?
一律にどれが良いとは言えません。回数を増やせば月々の負担を下げられる場合がありますが、契約条件や支払総額も確認してください。
金利0%なら安いですか?
金利だけでは判断できません。車両価格、保証料、手数料、諸費用、その他の上乗せ費用を含め、完済までの総額で比較してください。
まとめ|自社ローンは「いくらまで」より「いくら残せるか」
「自社ローンはいくらまで組める?」その答えは、一律ではありません。
- 収入
- 生活費
- 頭金
希望する車両。分割回数。審査基準。こうした条件によって変わります。でもカーマッチ本庄駅南店では、もう一つの金額も大切にしたいと考えています。
それは、車の支払いをしたあと、毎月いくら手元に残るのか。200万円まで審査に通ったとしても、120万円の中古車で必要な生活を取り戻せるなら、それも選択肢です。
80万円少なく済めば、その80万円は分割払いする必要がありません。月々の返済負担を小さくできれば、その分だけ生活に余白が生まれます。自己破産した。延滞した。信用情報に不安がある。一般的なオートローンに通らなかった。そんな経験があると、「僕はいくらまでなら組めるんだろう」と考えてしまうかもしれません。でも、その数字だけで車を決めなくていいんです。仕事へ行くためなのか。家族を乗せるためなのか。収入を増やすためなのか。今の生活には、どんな車が必要なのか。そして、その車の支払いをしたあとにも、自分と家族のためのお金を残せるのか。
そこから車の金額を決める。カーマッチは、車を売ることだけを目的にしていません。車をきっかけに働ける環境を作り、家計を整え、少しずつ生活を立て直していく。
だから僕たちは、「いくらまで組めますか?」という相談を、「これからどんな生活にしたいですか?」という話から始めたい。車種がまだ決まっていなくても構いません。月々いくらなら無理なく払えそうか。そこから一緒に考えていきましょう。
